なぜ打点は前なのか?前ってどこ?が分かる。テニスは買い物と同じ[硬式テニス]

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⭐️はじめに

どんなことにおいても、本質を理解していなければ、本当の理解とは言えません。
テニスを進めていく上で、『打点の安定』というのは最も重要といってもいいほどです。
特に、打点は前にしましょう!と、良く言われていることだと思いますが、どうして打点は前になのでしょうか?そして前とはどこなのでしょうか?
『力が入る位置』の一言で終わってしまうのであれば、本質を理解していないということです。

本記事の信頼性

19歳からテニスコーチをはじめ、デ杯[男子国別対抗戦]直前に実施される男子日本代表合宿に、過去数度参加経験のあるコーチから学んだスキルや技術を生かし、数多くのレッスンを担当経験。25歳からテニス専門店で道具を学び、一人一人お客様に合った商品を提供。

目的の重要性

テレビのリモコンを操作する時、掃除機をかける時、料理をするとき、運転をする時普段の生活の中では、腕は必ず体の前で動いています。

当たり前ですが、体の前が一番力が入るからです。

例えば
スーパーの買い物をする時に、カートを体の横で押している人はいません。手を前に出し、カートを押しています。

誰しもが、自然に行う動作です。

しかし

球技になった時、ラケットを持つことで突然、身構えて大きく変わってしまいます。

・横向きを作らなきゃ!
・テイクバックはコンパクトに!
・足の向きを考えよう!

買い物をしている時、こんなことを考えて動作をしているでしょうか?

すべて、自然に買い物をしている時と同じにしていくことが理想です

例えば
リンゴを取りたい時、前で取ろう、横向きを作ろうと考えているでしょうか?考えるわけがありませんよね。
ただ、目の前にあるリンゴを取ることが目的ですから。小さな子供でも出来ます。

テニスも同じです。目的』が重要なのです。

自然に打点は前になる

リンゴを取る時には、リンゴとまだ『距離』があります。
そこから一直線にリンゴがあるところまで動きます。

そして、自然に『目で見たところに手を出して、リンゴを取ります

リンゴを取ろうとして、
近すぎすぎて体の後ろで取ってしまった、、、
隣にあるバナナを取ってしまった、、、
なんてことは、まずないわけです。

テニスも同じです。

ボールと距離があります。
動いてボールの近くまで来ます。最後にボールに対して目で見たところにラケットを出します。

自ずと
打点は前』になるわけです

テニスの目的

例えば
買い物をしている時に、試食コーナーの美味しそうなステーキを渡している店員さんがいたとします。
ステーキのいい香りが周辺に広がります。

店員さんは、並んでいる方の一人一人にステーキを楊枝に刺して、手渡しをしています。
ステーキなので、7〜8人の列が出来ています。自分も列の一番後ろに歩いて移動します。

ラッキー、ステーキをタダで食べれるー!!

順番が来るまで、一歩一歩、店員さんに向かって歩いて行きます。

はやく、はやく

そうして店員さんに近づき、自分の番が来ました。

やっと食べれるー!!

店員さんが手渡ししてくれたステーキを手を使い、身体の前で取り受け取ります。

めっちゃおいしいー!!

そのステーキを買うか買わないかは、置いておいて。

自然に、歩いて列に入り、順番を待ち、体の前で受け取っています。

なぜ、自然なのか。

それは『目的』がはっきりとしているからです。
あなたは、タダでステーキを食べたくてしょうがないのです。
目的はステーキを受け取り、タダで食べることです。

テニスにおいても、この『目的』が重要になるわけです。

テニスの基本目的とは

打ちたい場所にボールをコントロールすることです。
・打ちたい場所に
・どんなボールを
・どんなスピードで
・どんな軌道を通すのか。

打点を前にする『本質』はここにあります。

では
打ちたい場所にボールをコントロールするには、どうすればよいか。

それは上手くボールに力を伝える事です。


上手くボールに力を伝えていくためにはリンゴを取る時と同じです。

ボールとの距離を確かめて動く
→列に並ぶ
ボールとの距離を正確に詰める
→順番を待つ
最後に打点を前でとる
→ステーキを受け取る

これを身構えて、『横向きを作ろう』『打点を前で取ろう』と意識しすぎるからおかしくなります。あくまでも自然に打点は前になります。

もちろん、横向きを作ることや、フォームを作ることはとても重要ですが、そこは、あくまで後付けです。

テニスが買い物をする時の自然な感覚が出来た時、初めて行う作業です。

まとめ

買い物をしている時、リンゴが欲しいからリンゴを取るように、目的を考えていきたい。

テニスの目的とは

打ちたい場所にボールをコントロールすることです。
・打ちたい場所に
・どんなボールを
・どんなスピードで
・どんな軌道を通すのか。

この目的を達成するためには、

ボールとの距離を確かめる
ボールとの距離を正確に詰め
最後に打点を前でとる

テニスは買い物をしている感覚で、自然な動作にしていく事が理想です。
リンゴを取る時に体の使い方や、取る位置(打点)など考えもしないです。

ラケットを持つと、どうしても身構えてしまうのは、目的を理解していないからです。そして、テニスは相手がいるスポーツなので、ボールは常に動いています。当たり前ですが、リンゴのように止まってはいません。
しかし、目的を理解し、ボールを予測して、フットワークを使う事で身構えるという現象をなくしていくべきだと思います。

基礎として、自然な動作にしていくことが、より上達を早くしていきます。
その中で、今回の『打点』の本質をまず理解し、相手に対してボールをコントロールしていく事が、テニスの本質でもあります。

ここを理解した上で、打点を考え、テニスを進めていく事がより効率的だと思います。
リンゴを身体の前で取る=テニスでボールをとらえる』と考えて、テニスの本質を理解し、ご自身の打点というものを、『型』として、ではなくあくまで自然な動作にしていく事が理想です。

さいごに

一人でも多くの方の健康と最後のテニスライフを過ごせる事を願っております。

記事:井上 馨

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