どっちを選ぶ?レーザースピンとポリツアーレブの違い|スピン系ガットを比較

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こんにちは。いのうえです。
今回は人気のスピン系ポリエステル、

「レーザースピン」と
「ポリツアーレブ」

を比較していきます。

どちらもスピン性能を持ったポリエステルですが、実際に打ち比べてみると、ボールの飛び方やスピンのかかり方にはかなり違いがあります。

レーザースピンは、「自分のスイングで回転をかけて、前へ飛ばす」タイプ。

一方

ポリツアーレブは、「ガットの食いつきとアシストを使って、バランス良く飛ばす」タイプです。

今回は、

・反発力
・打球感
・スピン性能
・サーブ
・ボレー

の5項目から比較して、

「結局どっちを選べばいいの?」を分かりやすく解説します。

ぜひガット選びの参考にしてください。

■ レーザースピンとポリツアーレブのスペック比較

レーザースピンポリツアーレブ
メーカーTecnifibreYONEX
素材ポリエステル+ポリウレタンハイポリマーポリエステル
断面4角形8角形
ゲージ1.15 / 1.20 / 1.25 / 1.30mmゲージ:1.20mm / 1.25mm / 1.30mm
定価価格¥3,190(税込)¥3,410(税込)
特徴パワーロスが少なく低弾道食いつき+弾き+スピンのバランス


レーザースピンは、四角形断面による引っ掛かりに加えて、ポリウレタンを採用した独自の素材構成が特徴です。

実際に打ってみると、

「パワーロスが少なく、低弾道で前に飛ばす」

というガット。



ポリツアーレブは8角形断面とSIF製法によって、スピン性能を持ちながら、食いつきやアシスト感もあります。

こちらは、

「スピンだけに特化せず、飛び・打球感・コントロールをバランス良くまとめた」

ガットです。

■ 性能面の違いと比較

反発力

性能(感覚)レーザースピンポリツアーレブ
飛び
(ボールが前へ飛んでいく感覚)
○○
弾き
(インパクトからボールが「パッ」と出ていく感覚)
○○
ノビ
(初速だけではなく、相手コートまで伸びていく感覚)
○○
パワーアシスト
(自分のスイングが多少弱くても、ガットの撓み・反発によってボールを押し出してくれる感覚)
△○

■ 反発力の違いを一言でいうと

レーザースピン → 自分の力で前へ飛ばす
ポリツアーレブ → ガットのアシストを使って飛ばす

■ 前へ飛ばすレーザースピン

レーザースピンは、パワーアシストが強いガットではありません。
ただ、ガットが大きく撓んでボールを押し出すというより、インパクトした力をそのまま前へ伝えてくれるような反発力があります。

弾きも良く、低~中弾道でボールが前へ飛んでいく感覚があります。特に、しっかりスイングして厚く当てたときには、ボールのノビが出やすい。

そのため、

「ガットに飛ばしてもらうより、自分のスイングでボールを飛ばしたい」

という方には使いやすいでしょう。

レーザースピンは、

「楽に飛ばすというより、自分の力を前方向へ伝える」タイプの反発力です。

■ アシストを使って飛ばすならポリツアーレブ

ポリツアーレブは、レーザースピンよりもガットのアシストを感じやすいです。
インパクトではボールを一度受け止めながら、そこからスッと弾き出してくれる感覚があります。

ポリの中では比較的ボールが飛びやすく、

「自分で振った分を、ガットが適度に助けてくれる」

ような反発力です。

それでいて、しっかり振ったときに飛びすぎてしまう感じは少ない。

そのため、

「ある程度ガットに助けてもらいながら、飛びすぎも抑えたい」という方には扱いやすいでしょう。


打球感

性能(感覚)レーザースピンポリツアーレブ
ホールド感
(ボールがラケット面に乗っている感覚)
△○
打ち応え
(インパクトでしっかり打ったと感じる感覚)
○○
振動吸収性
(打ったときの振動が手に伝わりにくい感覚)
△○
テンション維持性
(時間が経ってもガットの打球感が変わりにくい感覚)
◎◎

■ 打球感の違いを一言でいうと

レーザースピン → パリッとした打ち応え
ポリツアーレブ → 柔らかさのあるしっかりした打球感

■ パリッとした打ち応えならレーザースピン

レーザースピンは、ボールを長くガットに乗せるタイプではありません。
インパクトではパリッとした弾きがあり、しっかり打った感覚も分かりやすいです。

ただ、単純に硬いだけではなく、ポリウレタンによる適度な柔らかさも感じます。

そのため、

「硬すぎるポリは苦手だけど、柔らかすぎるのも嫌」

という方には使いやすい打球感だと思います。

特に厚く当てたときには、力が逃げずに、しっかりボールを打った感覚があります。

■ 柔らかさと打ち応えのバランスならポリツアーレブ

ポリツアーレブは、レーザースピンよりもボールを受け止める感覚があります。
多角形ポリですが、角が強烈にボールへ食い込むような硬さはありません。

適度な食いつきがありながら、弾きもある。

そのため、

「しっかりした打球感は欲しいけど、硬くて重たいフィーリングは苦手」

という方には扱いやすいでしょう。

また、テンション維持性も非常に良く、長く使っても打球感が変化しにくいのも特徴です。


スピン性能

性能(感覚)レーザースピンポリツアーレブ
引っ掛かり
(ガットがボールを捉えて、回転をかけやすい感覚)
○○
トップスピン
(ボールに強い上回転をかけて、しっかり跳ねさせる感覚)
△◎
フラットドライブ
(回転とスピードを両立して、ボールが伸びていく感覚)
○○
スライス
(ボールに下回転をかける感覚)
○○

■ スピン性能の違いを一言でいうと

レーザースピン → 自分で回転をかけて前へ飛ばす
ポリツアーレブ → ガットのアシストを使って回転をかける

■ 自分で回転をかけるならレーザースピン

レーザースピンは四角形なので、もちろん引っ掛かりはあります。

ただ、「ガットが勝手に強烈なスピンをかけてくれる」タイプではありません。
自分でラケットを振って回転をかけ、その回転を利用してボールを前へ飛ばすような感覚です。

弾道も低~中弾道になりやすく、フラットドライブとの相性が良いです。

特に、

・低めの弾道で打ちたい
・回転を自分で調整したい
・スピンをかけても前へ飛ばしたい
・フラットドライブを中心にしたい

という方には使いやすいでしょう。

「スピンをガットに任せる」のではなく、

自分のスイングでスピン量を作りたい人

に向いています。

■ スピンアシストならポリツアーレブ

ポリツアーレブは8角形断面とSIF製法によって、ガットが動いて戻ることでスピンをアシストしてくれます。

レーザースピンのように自分の力だけで回転を作るというより、「ガットにも少し回転を手伝ってもらう」ような感覚です。

特にトップスピンではボールを持ち上げやすく、弾道を作りやすい。ただし、グリグリの強烈なスピンに特化したガットではありません。

回転だけでなく、フラットドライブやスライスにも対応しやすいのがレブの特徴です。

そのため、

スピンアシストは欲しいけど、スピンだけに特化したガットは使いにくい

という方には扱いやすいでしょう。


サーブ

性能(感覚)レーザースピンポリツアーレブ
フラット
(回転を抑えて、ボールが相手コートまで伸びていく感覚)
◎△
スライス
(横回転をかけて、ボールを曲げたり滑らせる感覚)
△○
スピン
(上方向の回転をかけて、ボールを落として跳ねさせる感覚)
△◎
ショットスピード
(インパクトからボールが速く飛び出していく感覚)
○△

■ サーブ性能の違いを一言でいうと

レーザースピン → 前へ押し込む
ポリツアーレブ → 回転とコースで組み立てる

■ フラットサーブならレーザースピン

レーザースピンはフラットサーブとの相性が良いです。

厚く当てたときにしっかりとした打ち応えがあり、ボールを前へ押し込んでいきやすい。

特に、

「フラット系で重さやノビを出したい」

という方には使いやすいでしょう。

回転を強くかけてサーブを安定させるというより、厚く当てて、前へ飛ばすタイプのサーブと相性が良いです。

■ 回転を使うならポリツアーレブ

ポリツアーレブは、フラットの球速よりも回転やコースのコントロールがしやすいタイプ。

スピンサーブではボールを持ち上げやすく、回転量も調整しやすいです。

スライスでもボールをコントロールしやすく、

「速さだけで押す」というより、
回転とコースを使って組み立てるサーブ

との相性が良いでしょう。


ボレー

性能(感覚)レーザースピンポリツアーレブ
決定力
(スイングを使って、攻撃的に決める感覚)
△◎
タッチ
(繊細にコントロールできる感覚)
△◎
パンチ力
(インパクトでボールを強く弾き出す感覚)
○○
アシスト
(多少ずれてもサポートしてくれる感覚)
△◎

■ ボレー性能の違いを一言でいうと

レーザースピン → 自分で打つ
ポリツアーレブ → ガットのアシストを使う

■ しっかり打った感覚ならレーザースピン

レーザースピンは、ボレーで強いアシストがあるタイプではありません。
ただ、面をしっかり作って当てれば、パワーロスが少なく、パンチの効いたボレーを打ちやすい。

「当てるだけで楽に飛ばす」というより、

自分で面を作って、狙ったところへ打っていく

ようなボレーとの相性が良いです。

■ アシストとコントロールならポリツアーレブ

ボレーではポリツアーレブのアシスト感がかなり好印象です。ガットがボールを適度に受け止めてくれるので、面を合わせたときにボールが安定します。

多少スイートスポットを外しても、ガットが助けてくれる感覚があります。
また、アングルボレーやドロップボレーなど、タッチを使ったショットでも距離を調整しやすい。

ストロークだけではなく、

ボレーまで含めてオールラウンドに使いやすい

のがレブの大きな特徴です。


■ レーザースピンとポリツアーレブの違い

ここまで比較すると、2本の違いはかなり分かりやすくなります。

レーザースピンは、

「自分のスイングでボールを前へ飛ばす」

ガット。

ポリツアーレブは、

「ガットのアシストを使いながら、バランス良く飛ばす」

ガットです。


性能面レーザースピンポリツアーレブ
反発力自分の力を前へ伝える適度なアシスト
打球感パリッとした打ち応え柔らかさのあるしっかり感
スピン性能自分でかけるアシストを使う
弾道低~中弾道中~高弾道
サーブフラット系スピン・コントロール系
ボレーパンチ系アシスト・タッチ系
得意なタイプフラットドライブオールラウンド

■ まとめ

レーザースピン

レーザースピンは、

「自分のスイングを活かして、ボールを前へ飛ばしたい人」

に向いているガットです。

四角形断面なのでスピン性能はありますが、スピンアシストを強く出すタイプではありません。
その代わり、自分でしっかり振ったときに力を前へ伝えやすく、低~中弾道のフラットドライブが打ちやすい。

ポリウレタンによる適度な柔らかさがありながら、パリッとした打ち応えもあるので、

  • 自分のスイングで打ちたい
  • 低~中弾道が好き
  • フラットドライブが中心
  • フラットサーブの威力を求める
  • ガットに飛ばされすぎたくない
  • 打った感覚が分かりやすい方が好き

そんな方におすすめです。

ポリツアーレブ

ポリツアーレブは、

「スピン・反発・コントロールをバランス良く使いたい人」

に向いているガットです。

レーザースピンよりもガットのアシストを感じやすく、適度な食いつきと弾きがあります。
ボールを持ち上げやすく、スライスやボレーでもコントロールしやすい。

そのため、

  • スピンアシストが欲しい
  • 飛びもある程度欲しい
  • 扱いやすいポリを使いたい
  • ストロークだけでなくボレーも重視
  • スピンだけに特化したガットは苦手
  • オールラウンドに使いたい

そんな方におすすめです。

■ 迷ったらどっち?

同じスピン系ポリでも、性格はかなり違います。

自分のスイングを活かして前へ飛ばしたいならレーザースピン。
スピン・反発・コントロールをバランス良く使いたいならポリツアーレブ。

という違いで選ぶと分かりやすいです。

「どちらが良い」というより、自分がガットに何を求めるかで選ぶと、自分に合ったガットを見つけやすいと思います。


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最後まで、ご覧いただき、ありがとうございます!
一人でも多くの方が健康で最高のテニスライフを過ごせる事を願っております。
記事:井上馨