どっちを選ぶ?レーザースピンと4Sの違い|テクニファイバーの四角形スピンガットを比較

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こんにちは。いのうえです。

今回はTecnifibre(テクニファイバー)の人気スピン系ポリエステル、

「レーザースピン」と「4S」

を比較していきます。

どちらも四角形断面を採用したスピン系ガット。

「どっちを選べばいいの?どう違う?」

と迷う方も多いと思います。

実際に比較してみると、この2本は同じ四角形でも性格がかなり違います。

レーザースピンは、「自分で回転をかけて、前方向へ飛ばす」タイプ。

一方

4Sは、「ガットの引っ掛かりを使って、ボールを持ち上げる」タイプです。

今回は、

  • 反発力
  • 打球感
  • スピン性能
  • サーブ
  • ボレー

5項目から比較して、

「結局どっちを選べばいいの?」を分かりやすく解説します。

ぜひガット選びの参考にしてください。

■ レーザースピンと4Sのスペック比較


レーザースピン4S
メーカーTecnifibreTecnifibre
素材ポリエステル+ポリウレタンポリエステル
断面4角形4角形
定価価格¥3,190(税込)¥3,080(税込)
特徴パワーロスが少ない・低弾道強い引っ掛かり・高弾道スピン


レーザースピンは、RAZORシリーズから登場したスピンモデル。四角形断面による引っ掛かりに加えて、ポリウレタンを配合した独自製法によるソフトなフィーリングも特徴です。

実際に打ってみると、

パワーロスが少なく、低弾道で前に飛ばす

という印象が強いガットでした。



一方の4Sは、四角形断面による強い引っ掛かりが最大の特徴。

強い引っ掛り感で高弾道のトップスピンを打ちたいプレーヤー

との相性が良いガットです。

■ 性能面の違いと比較

反発力

性能(感覚)レーザースピン4S
飛び
(ボールが前へ飛んでいく感覚)
弾き
(インパクトからボールが「パッ」と出ていく感覚)
ノビ
(初速だけではなく、相手コートまで伸びていく感覚)
パワーアシスト
(自分のスイングが多少弱くても、ガットの撓み・反発によってボールを押し出してくれる感覚)

■ 反発力の違いを一言でいうと

レーザースピン前へ飛ばす
4S回転をかけて飛ばす

前に飛ばすレーザースピン

レーザースピンは、パワーアシストそのものは強くありません。

ただし、ガットの撓みが控えめな分、インパクトで力が逃げにくく「打った力をそのまま前へ伝える」ような反発力があります。弾きも良く、インパクトからパリッと前へ飛んでいく感覚。特にハードヒット+スピンで打つと、ボールのノビが出てきます。

そのため、

低〜中弾道のフラットドライブで前へ押していきたい方

にはレーザースピンが使いやすいでしょう。

レーザースピンは、「楽に飛ばす」というより、「自分のスイングで前に飛ばす」タイプの反発力です。


回転をかけて飛ばすなら4S

4Sもパワーアシストが強くて楽に飛ばしてくれるタイプではありません。ただ、しっかり振り抜くことで弾きの良さが出てきます。

さらに4Sは、レーザースピンよりもボールを引っ掛けて持ち上げやすいため、「回転をかけることで弾道を上げ、コートに収める」という使い方と相性が良いです。

そのため、

高い弾道のトップスピンを中心に、回転でボールをコートへ収めたい方

には4Sが使いやすいでしょう。

4Sは「前に飛ばす」というより、「回転をかけて飛ばす」タイプの反発力です。

打球感

性能(感覚)レーザースピン4S
ホールド感
(ボールがラケット面に乗っている感覚)
打ち応え
(インパクトでしっかり打ったと感じる感覚)
振動吸収性
(打ったときの振動が手に伝わりにくい感覚)
テンション維持性
(時間が経ってもガットの打球感が変わりにくい感覚)

■ 打球感の違いを一言でいうと

レーザースピン→ パリッとした打ち応え
4S→ シャープで軽快

パリッと打ち応えならレーザースピン

レーザースピンは、どちらかというとパリッとした打球感。
ボールを長くガットに乗せるような強いホールド感はありませんが、撓み感が控えめな中にも、少し柔らかさを感じます。

そのため、「当てて、パリッと弾かせながらも、硬すぎない」というフィーリング。

打ち応えも適度にあり、インパクトでしっかり打った感覚を得やすいのが特徴です。一方で、振動吸収性は4Sほど高くありません。

パリッとした弾きと、適度な柔らかさの両方が欲しい方

にはレーザースピンが使いやすいでしょう。

また、テンション維持性も非常に良く、フィーリングが変化しにくいのも特徴です。

シャープな弾きなら4S

4Sも、レーザースピンと同じく撓み感は控えめ。

ただ、レーザースピンよりも硬さがあり、インパクトでは「硬く、軽く弾く」ような打球感になります。

ボールを長くガットに乗せるタイプではなく、当たった瞬間にスッと弾いていく感覚。硬さはあるものの、打球感に重さが残りにくく、軽快に振り抜けるのが特徴です。

そのため、

「しっかりした硬さは欲しいけど、重たい打球感は苦手」

という方には4Sが使いやすいでしょう。

打ち応えはレーザースピンよりも控えめですが、その分、軽快なフィーリングでテンポよくボールを打つことができます。

テンション維持性についてはレーザースピンと同様に優秀です。

スピン性能

性能(感覚)レーザースピン4S
引っ掛かり
(ガットがボールを捉えて、回転をかけやすい感覚)
トップスピン
(ボールに強い上回転をかけて、しっかり跳ねさせる感覚)
フラットドライブ
(回転とスピードを両立して、ボールが伸びていく感覚)
スライス
(ボールに下回転をかける感覚)

■ スピン性能の違いを一言でいうと

レーザースピン自分で回転をかけて前に飛ばす
4S引っ掛けて回転をかけ、持ち上げる

自分で回転をかけるならレーザースピン

レーザースピンは四角形なので、もちろんボールを引っ掛ける感覚はあります。
ただ、「勝手に強烈なスピンがかかる」タイプではありません。

個人的には、「自分で回転をかけて、前に飛ばす」というスピン性能。
弾道も低〜中弾道になりやすく、フラットドライブとの相性が良いです。

そのため、スピンアシストよりも

自分のスイングで回転をコントロールしながら、前方向への推進力を重視する方

に向いています。

スピンをかけたいけれど、ガットに回転をかけられすぎず、自分の感覚でボールを操りたい方には使いやすいでしょう。

スピンアシストなら4S

4Sは、レーザースピンとはかなり違います。
とにかく引っ掛かりが強く、「ガットにボールを引っ掛けて持ち上げる」感覚が出やすい。

トップスピンでは弾道を上げやすく、バウンド後もしっかり跳ねるボールを作りやすいです。

特に、

「自分で回転をかける」というより、ガットにも回転を手伝ってほしい

という方には4Sの方が分かりやすいでしょう。

ただし、低い弾道のフラットドライブを打とうとすると、回転がかかりすぎてボールが落ちることもあります。
4Sは、中〜高弾道のスピンボールを作るのが得意なガットです。

サーブ

性能(感覚)レーザースピン4S
フラット
(回転を抑えて、ボールが相手コートまで伸びていく感覚)
スライス
(横回転をかけて、ボールを曲げたり滑らせる感覚)
スピン
(上方向の回転をかけて、ボールを落として跳ねさせる感覚)
ショットスピード
(インパクトからボールが速く飛び出していく感覚)

■ サーブ性能の違いを一言でいうと

レーザースピン → 前へ押し込む
4S → 回転をかけて変化させる

フラットサーブならレーザースピン

レーザースピンは、フラットサーブとの相性が良いです。
厚く当てたときにしっかりとした打ち応えがあり、低い弾道から鋭く前へ飛ばすサーブを打ちやすい。
特に、厚く当てて重さやノビのあるサーブを求める方には使いやすいガットでしょう。

回転系サーブなら4S

4Sは、逆にスピンサーブやスライスサーブとの相性が良いです。
引っ掛かりが強いため、ボールに回転をかけやすく、キレのある回転系サーブを打ちやすい。

前へ押し込むというより、回転を使ってボールを曲げたり、跳ねさせたりするのが得意です。


そのため、

厚く当てるならレーザースピン
回転で崩すなら4S

という選び方が分かりやすいでしょう。

ボレー

性能(感覚)レーザースピン4S
決定力
(スイングを使って、攻撃的に決める感覚)
タッチ
(繊細にコントロールできる感覚)
パンチ力
(インパクトでボールを強く弾き出す感覚)
アシスト
(多少ずれてもサポートしてくれる感覚)

■ ボレー性能の違いを一言でいうと

レーザースピン →しっかりとし打球感
4S → 当てて飛ばす

しっかりとし打球感ならレーザースピン

レーザースピンは、ボレーでもアシストが強いタイプではありません。
ただ、面をしっかり作って当てれば、パワーロスが少なく、パンチの効いたボレーを打ちやすいです。

当てた時に、少し重さを感じるような打ち応えがあるので「ボレーでしっかり打った感覚が欲しい」という人には使いやすいでしょう。

特に、ラケット面をしっかり作って自分の感覚でボールをコントロールしたいプレーヤーには使いやすいでしょう。


当てるだけなら4S

4Sは、ボレーでのアシストがかなり強め。
多少スイートスポットを外してもガットがボールをサポートしてくれるため、当てるだけでもボールを飛ばしやすいです。

パンチ力もしっかりあるので、自分から大きくスイングしなくても、インパクトでボールを弾き出しやすいのが特徴。


一方で、タッチや細かなコントロールは、レーザースピンと同じく得意なタイプではありません。

そのため、

しっかりとした打球感ならレーザースピン
アシストを使って楽に飛ばすなら4S

という選び方が分かりやすいでしょう。



レーザースピン vs 4S
まとめ

選ぶ基準とは?

レーザースピンと4Sは、どちらも四角形のスピン系ガットですが、

打球感もボールの飛び方もかなり違います。

まず大きな違いは、

自分でボールを飛ばすレーザースピン」と「ガットのアシストを使って飛ばす4S」というところです。

◾️ レーザースピンは「自分の力をボールに伝える」

レーザースピンは、素材にポリウレタンを採用しているため、表面には硬さがありながら、インパクトでは適度な柔らかさも感じられます。

4Sと比べると打ち応えがしっかりしていて、ボールを打った感覚が分かりやすい。

そして、自分からしっかりスイングしてインパクトすると、ガットに力を吸収されすぎず、打った力をそのまま前へ伝えるような感覚があります。

そのため、ボールの飛び方を自分でコントロールしやすく、

「自分のスイングでボールを前へ飛ばしたい」

という人に向いています。

特に、低〜中弾道のフラットドライブや、フラット系のサーブとの相性が良いガットです。

◾️ 4S「ガットの力を借りてボールを飛ばす」

4Sはレーザースピンよりも硬さがあり、シャープに弾くような打球感が特徴です。

硬さはありますが、打球感に嫌な重さが残りにくく、軽快に振り抜きやすい。

さらに、4Sの大きな特徴が強いスピンアシストです。ガットの引っ掛かりが強いため、ボールに回転をかけやすく、トップスピンではボールを持ち上げやすい。

また、ストロークだけでなくボレーでもアシストが強く、多少打点がずれてもガットがボールをサポートしてくれます。

そのため、

「自分で全部コントロールするより、ガットにもボールを飛ばしてほしい」

という人には4Sが合いやすいでしょう。

◾️ スピンの「使い方」が違う

ここが、この2本を選ぶうえで一番重要なポイントです。
どちらも四角形のスピン系ガットですが、スピンの使い方が違います。

レーザースピンは、

「自分で回転をかけて、ボールを前へ飛ばす」

4Sは、

「ガットの引っ掛かりを使って、ボールを持ち上げる」

つまり、

レーザースピン=前へ
4S=上へ

というイメージです。

「スピンが強いガットが欲しい」というだけで選ぶのではなく、自分で回転をかけて前へ飛ばしたいのか、ガットのアシストを使って回転をかけたいのか。

ここを基準にすると、自分に合ったガットを選びやすくなります。


レーザースピン4S
反発力前へ飛ばす回転をかけて飛ばす
打球感パリッとした打ち応えシャープな弾き
スピン性能自分でかけるガットのアシストを使う
弾道低〜中弾道中〜高弾道
サーブフラット系スピン・スライス系
ボレーパンチ系アシスト系

迷ったらこの選び方でOKです

  • フラットドライブで前に押し込みたい
  • 低〜中弾道で、自分からボールをコントロールしたい
  • パワーロスを抑えて、打った力を前に伝えたい
  • フラットサーブを重視する

→ ならレーザースピン



  • 強いスピンアシストが欲しい
  • 高弾道のトップスピンを打ちたい
  • スピン・スライスサーブを重視する
  • ボレーでアシストが欲しい

→ なら4S



レーザースピンが向いている人

  • フラットドライブを多用する
  • 低〜中弾道が好き
  • 自分で回転をかけられる
  • パワーロスの少ないガットが欲しい
  • パリッとした打球感が好き
  • ボールをガットに持ちすぎてほしくない
  • フラットサーブを重視する
  • ボレーではパンチのある打球感が欲しい
  • 自分のスイングでボールを前に飛ばしたい

👉 「自分で回転をかけて、前に飛ばすならレーザースピン」


4Sが向いている人

  • 強いスピンアシストが欲しい
  • ボールを引っ掛けて持ち上げたい
  • 高弾道のトップスピンを打ちたい
  • 回転で相手を押したい
  • スピン・スライスサーブを重視する
  • ボレーでアシストが欲しい
  • シャープな打球感が好き
  • 自分で回転をかけるより、ガットにも回転をサポートしてほしい

👉 「引っ掛けて、持ち上げて、回転で攻めるなら4S」


結論

同じ「四角形のスピンガット」でも、

レーザースピン=前へ
4S=上へ

というくらい、ボールの飛び方には違いがあります。

レーザースピンは、スピンアシストそのものは強くありません。その代わり、自分で回転をかけながら、パワーロスを抑えてボールを前へ飛ばしやすい。

一方の4Sは、強い引っ掛かりを利用してボールを持ち上げやすく、トップスピンや回転系サーブで力を発揮します。

つまり、

前へ飛ばしたいならレーザースピン。
上へ持ち上げたいなら4S。

という考え方が、一番分かりやすいでしょう。

「どちらが優れている」というより、自分がどんなボールを打ちたいのか。
そこから選ぶのがおすすめです。


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最後まで、ご覧いただき、ありがとうございます!
一人でも多くの方が健康で最高のテニスライフを過ごせる事を願っております。
記事:井上馨