ルキシロンの人気ガット４Gとその４Gに『食いつき感』を高めた４Gソフト。一体どこがどう違うのか、もっと詳しく知りたいという方のお悩みを解決します。
本記事では、4Gと4Gソフトの基本情報から、性能面の違いまでを詳しく解説します。
まず、スペック比較と特徴を確認し、それぞれの性能面の違いを比較します。さらに、どちらのガットを選ぶべきかについて、デメリットや向いているプレーヤーを考察し、オススメの選択肢を提案します。
ぜひご参考にして下さい。
スペック比較
基本情報
4G
| 素材 | ポリエステル(ポリ・エーテル・エーテル) |
| 断面 | 丸型 |
| ゲージ種類 | 1.25mm 1.30m |
| カラー | ゴールド |
| 定価価格 | ¥3,410 (税込)ロール-¥28,050 (税込) |
4Gソフト
| 素材 | ポリ・エーテル・エーテル |
| 断面 | 丸型 |
| ゲージ種類 | 1.25ｍｍ |
| カラー | ゴールド |
| 定価価格 | ¥3,740（税込）ロール–¥28,710 (税込) |
性能面の違いと比較
反発力
| 4G | 4Gソフト | |
| 飛び | △ | △ |
| 弾き | △ | ◯ |
| ノビ | ◎ | ◯ |
| パワーアシスト | △ | ◯ |
飛びを抑えたいなら4G
球離れとアシスト感なら４Gソフト
しっかりと抑えの効く反発力の4G。しっかり潰して打った時にボールのノビが出やすいですが、アシスト感には期待出来ません。ハードヒッターや飛びを抑えたい方には4Gがオススメです。
４Gと比べると、弾きが良く、程よくアシスト感のある４Gソフト。ボールのノビは出にくいですが、４Gよりも扱いやすさがあります。ポリ入門の方にもオススメ出来ます。
打球感
| 4G | 4Gソフト | |
| ホールド感/球持ち | ○ | △ |
| 打ち応え | ◎ | ◯ |
| 振動吸収性 | △ | ◯ |
| テンション維持 | ◯ | ◯ |
硬さと打ち応えを求めるなら4G
柔らかさと扱いやすさなら４Gソフト
4Gの方は硬さが目立ち、少しクセのある打球感。薄く当てた時はより硬く、厚く当てるとコシがありつつ、柔らかさが出てきます。安定してハードヒットし続けられるようなプレーヤーにオススメです。
４Gソフトは柔らかさがありますがコシがあり、クセの無いフィーリング。4Gと比べると、ホールド感と打ち応えは控えめになりますが、嫌な硬さが無く、扱いやすい打球感です。4Gはタッチによって打球感に変化があり、クセがありましたが、ソフトは振動吸収性があり、バランス良く万人受けするイメージです。
テンション維持性はポリ標準で若干ですが４Gの方が優れています。
スピン性能
| 4G | 4Gソフト | |
| 引っ掛かり | △ | △ |
| トップスピン | ◯ | △ |
| フラットドライブ | ◎ | ◯ |
| スライス | ◯ | ◯ |
押し込める感覚を求めるなら４G
安定感を求めるなら４Gソフト
どちらも引っ掛かり感は控えめです。弾道も両者ともに低〜中弾道のイメージでフラットドライブ系のスピン性能。
4Gは押し込める感覚が強く、ボールのノビが出やすいです。少しでもスピン性能を求める方には４Gがオススメです。
４Gソフトの方がゆったりと掴んで運べる感覚の強いスピン性能です。威力やノビをそこまで求めてしまうと合いませんが、安定感が欲しい方にオススメです。
サーブ
| ４G | ４Gソフト | |
| フラット | ◎ | ◯ |
| スライス | ◎ | ◯ |
| スピン | △ | ◯ |
| ショットスピード | ◯ | ◯ |
打ち応えとキレを求めるなら４G
バランス感を求めるなら４Gソフト
４Gはボールを掴めるような打ち応えがあり、キレが出やすいです。スライスサーブの回転の掛けやすいですが、スピンサーブの持ち上がりにくい感覚があります。
４Gソフトは大きな欠点がありません。スピン系も問題なく、表現しやすいです。キレや威力など、多くを求めなければバランスが良く扱いやすいです。
ボレー
| ４G | ４Gソフト | |
| 決定力（スイング） | ◎ | ◯ |
| タッチ（コントロール） | ◎ | ◯ |
| パンチ力（弾き） | ◎ | ◯ |
| アシスト（当てる） | △ | ◯ |
タッチとコントロールを求めるなら4G
バランスとアシスト感を求めるなら４Gソフト
4Gはタッチが良く、弾きを効かせたい時も表現しやすい優秀なボレー性能ですが、少しアジャストした時のアシストは控えめです。ただ、ボールは暴れにくいので、コントロールはしやすいです。
４Gソフトは硬めのナイロンのようなタッチ感覚があります。弾きが良く、少しボールが暴れやすいですが、アシストはしっかりしています。
4G
まとめ
安定感の出やすい4Gソフトとは違って振れば振るほど、味が出てくる4G。
ハードヒッターにはメリットが大きいガットです。ボールのノビと打ち応えを求めるなら4Gの方がオススメです。
ただ、デメリットはアシスト感とクセの強さです。タッチで変わる打球感と硬さが目立つのでパワーアシストが欲しい方には不向きです。
- コントロール性
- ハードヒッター
- 打ち応え
- キレ
- スピン性能
- ボールのノビ
- テンション維持性
を求めるなら４Gがオススメです。
４Gソフトと性能比較
| 反発力 | 控えめの反発力/飛びを抑えたい方 |
| 打球感 | ハードヒッター寄り/打ち応えを求める方 |
| スピン性能 | 押し込める/スピン性能を求める方 |
| サーブ | キレが出る/打ち応えとノビを求める方 |
| ボレー | タッチが良い/コントロール性を求める方 |
デメリット
- プレーヤーによって打感や印象が大きく変わる
- 引っ掛かりは低め
- 向いている
向いている・オススメのプレーヤー
- アジャストした時のアシスト低め
- 男性中級者以上、女性上級以上のプレーヤー
- 打ち応えが欲しい/飛びを抑えたい
- 硬めのフィーリング好み
- ボレーがしやすい/積極的なネットプレー
- スイングスピードに自信がある/ハードヒッター向け
４Gソフト
まとめ
硬めのナイロンのような反応の良さが売りの４Gソフト。なので、アシスト感を求めるならソフトがオススメです。
4Gと比べると、打ち応えとコントロール性は劣りますが、クセが無く扱いやすさのあるフィーリングです。
威力、ボールのノビ、回転量など、特化したものを求めてしまう方にはオススメ出来ませんが、安定感のある飛び感と柔らかく扱いやすい打球感を求める方にはソフトがオススメです。
- 飛び
- パワーアシスト
- 安定感
- 柔らかさ
- 扱いやすさ
- クセの無いフィーリング
- ナイロンのようなタッチ
を求めるならソフトがオススメです。
4Gと性能比較
| 反発力 | 弾きが良い/アシスト感が欲しい方に |
| 打球感 | 柔らかい打球感/クセが無く、扱いやすさを求める方 |
| スピン性能 | 安定感がある/威力や回転量を求めない方 |
| サーブ | バランスが良い/威力、キレを求めない方 |
| ボレー | ナイロンのようなタッチ/アシスト感を求める方 |
デメリット
- 大きな性能は出ない
- 引っ掛かりは低め/スピンを掛けるのが不得意な方には難しい
- ホールド感低め/繊細な感覚、コントロール
向いている・オススメのプレーヤー
- 安定感が欲しい
- ポリ入門者
- 扱いやすさを求める
- 柔らかいポリ
- スピンを掛けるのが得意なプレーヤー（スピンアシストを求めない方）
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一人でも多くの方が健康で最高のテニスライフを過ごせる事を願っております。
記事：井上馨
