どっちを選ぶ?ハイパーGとマッハ10を比較/SOLINCOのポリエステルガットの違い

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スピン&パワーに優れたSOLINCO人気No.1ストリング!
鮮やかなグリーンが特徴の五角形ポリエステル。
スピンとパワーに優れながら、コントロール才能も抜群。
振動吸収性も高く、快適な打球感。SOLINCO契約プロの使用率No.1。

ハイパーG

「つかむインパクト」と「ポリエステル系らしいパワー」が両立。
多くのポリユーザーが夢見てきた「究極バランス」が完成!

マッハ10


SOLINCOの代表的なガットといえば、ハイパーG。
SOLINCO契約プロの使用率がNo.1と言われています。

ハイパーGと同じ五角形形状ガットで2025年4月に発売されたマッハ10はミント色のセルリアンブルーで打球感は爽快感があり、パワーアシストがあります。スピン性能も高く、バランスの良いガット。
そんなSOLINCOのハイパーGとマッハ10を比較し、どっち選べばいいか分からないという方のお悩みを解決します。

本記事では、ハイパーGとマッハ10の基本情報から性能面の違いまでを詳しく解説します。
まず、スペック比較と特徴を確認し、それぞれの性能面の違いを比較します。
さらに、どちらのガットを選ぶべきかについて、デメリットや向いているプレーヤーを考察し、オススメの選択肢を提案します。

ぜひご参考にして下さい。

スペック比較
基本情報

ハイパーG

素材Co-ポリエステル
断面5角形
ゲージ種類1.05mm/1.10mm/1.15mm/1.20mm/1.25mm/1.30m
カラーライトグリーン
定価価格単張–¥3,080(税込ロール–¥ 38,500 (税込)

マッハ10

素材CO-ポリエステル
断面5角形
ゲージ種類1.15mm 1.20mm 1.25mm 1.30mm
カラーセルリアンブルー
定価価格¥3,190(税込) ロール-¥39,600(税込)

性能面の違いと比較

反発力


ハイパーGマッハ10
飛び
弾き
ノビ
パワーアシスト

厚い当たりでコントロールしたいならハイパーG
パワーアシストとキレを求めるならマッハ10

ハイパーGは、たわみ感の強く、厚い当たりのプレーヤーに好まれやすいガットです。
ボールの飛びを抑えやすく、しっかりコントロール出来るので、ボールを潰して飛ばしたい方ににオススメです。

マッハ10はナイロン・モノのような反発力で、ボールのキレに期待出来ます
パワーアシストがあるので、力を伝えやすく、ボールを飛ばしやすいです。
パワーアシストとキレを求める方にオススメです。

打球感


ハイパーGマッハ10
ホールド感/球持ち
打ち応え
振動吸収性
テンション維持

しっかり掴んで打ちたいならハイパーG
マイルドさとシャープ感ならマッハ10

どちらも多角形特有のタッチで変わる打球感です。

ハイパーGは薄いタッチでは硬さを感じやすく、厚く当てると柔らかさを感じやすいです。
なので、厚く当てる方ほど、打ち応えが出てきます。ホールド感が高く、しっかり掴める感覚があります。テンション維持性が良いのもオススメのポイント。

マッハ10は薄いタッチではナイロン・モノのようなマイルド感が出て、厚い当たりではシャープなフィーリングが強く出てきます。
打ち応えは控えめですが、あっさりとして軽いナイロン・モノのような打球感が好きな方にオススメです。

スピン性能


ハイパーGマッハ10
引っ掛かり(スピンアシスト)
トップスピン(跳ねる)
フラットドライブ(伸びる)
スライス(下回転)

スイングに自信がある方にはハイパーG
低い弾道も高い弾道も表現しやすいマッハ10

どちらも高さを出しやすく、スピン量を調整しやすいフィーリングがあります。

ハイパーGの方が掴める感覚が強く、引っ掛かりが強いので、安定した軌道になりやすいです。
引っ掛かりが強い分、振れば振るほどメリットが大きくなるので、スイングに自信のある方にオススメです。スピンのかけやすさなら間違いなくハイパーGです。

マッハ10はスピンアシストは控えめですが、高さは出しやすいです。
また、低い弾道も表現しやすく、フラットドライブ系のショットのキレが出ます。
ハイパーGより弾き出る感覚が強めですが、スピンを自然とかけやすく、スイングに自信がなくてもボールを飛ばしやすいです。

サーブ


ハイパーGマッハ10
フラット
スライス
スピン
ショットスピード

打ち応えならハイパーG
キレとショットスピードを求めるならマッハ10

ハイパーGはショットスピードには期待できませんが、打ち応えがあり、コントロール力が高いです。また回転をかけやすいので、特にスピン系を重視される方にオススメです。
球威で攻めるよりも、回転系で外に追い出したり、コースで攻めやすいです。

マッハ10はショットスピードを調整しやすく、緩急をつけやすいです。
回転系はアシスト感は控えめですが、回転をかけるのが得意な方には問題ないレベルです。
細かいコントロールよりもキレを求める方にオススメです。

ボレー


ハイパーGマッハ10
決定力(スイング)
タッチ(コントロール)
パンチ力(弾き)
アシスト(当てる)

表現のしやすさならハイパーG
アシスト感ならマッハ10

両者とも、欠点が無く、バランスが良いボレーのフィーリングです。

ハイパーGはシンプルな感覚です。タッチも良く、弾きも出しやすいです。
マッハ10よりも、アシスト感が大きくないので表現のしやすさならハイパーGがオススメです。

マッハ10はナイロンのようなフィーリングで軽いタッチでもボールを飛ばしやすいです。
アシストがしっかりあるので、とても扱いやすいです。

まとめと結論
ハイパーG

コントロール性とスピン性能ならハイパーG

打ち応えがあり、振れば振るほど味が出てくるハイパーG。
コントロール性が高く、スイングに自信がある方にオススメです。
スイングスピードがゆっくりめのプレーヤーには打球感は硬く飛びは控えめに感じると思います。
飛びは控えめで、威力や球威、ショットスピードにはあまり期待出来ません。
じっくりラリーしたい方、体力に自信がある方にオススメです。
ゲージ種類が豊富なのでプレイヤーの要望に幅広く応える事が出来るガットです。

メリット

  • ホールド感/球持ち
  • 打ち応え◯
  • テンション維持性
  • 引っ掛かり(スピンアシスト)◎
  • トップスピン(跳ねる)◎
  • スライス(下回転)◎
  • スピン(サーブ)◎

を求めるならハイパーGがオススメ。

デメリット

低めの性能(マッハ10と比べて)

  • 飛び△
  • ノビ△
  • パワーアシスト○
  • フラットドライブ◯
  • ショットスピード△
  • アシスト(ボレー)◯

マッハ10と性能比較


性能面プレースタイル・特徴
反発力たわみ感があり、控えめの飛び厚い当たりでコントロール
打球感重めでホールド感が高いしっかり掴んで打てる
スピン性能引っ掛かり感が高い、高い軌道が出やすいスイングに自信がある(振るほどメリット◯
サーブコントロール性が高い打ち応えがある
ボレーバランスが良い表現しやすい、シンプルな味付け

まとめと結論
マッハ10

パワーアシストとキレならマッハ10

ボールに力を伝えやすいので、パワーに自信がない方やボールのキレが欲しい方にオススメです。
パワーロスが少ないのに、ある程度のコントロール力はあります。
なので、緩急をつけやすいガットです。
また、ナイロンのような特徴を持つガットでポリらしい打ち応えには期待できません。
引っ掛かり感は控えめな部分がありますが、弾道は上がやすく、スピンをかけるのが得意なプレーヤーには問題ないスピン性能と言えます。
まさに『究極バランス』と言える、幅広いプレーヤーに合う万能ガットと言えるでしょう。

メリット

  • 飛び◯
  • ノビ◯
  • パワーアシスト◎
  • フラットドライブ
  • ショットスピード
  • アシスト(ボレー)◎

を求めるならマッハ10がオススメです。

デメリット

低めの性能(ハイパーGと比べて)

  • ホールド感/球持ち△
  • 打ち応え△
  • テンション維持性◯
  • 引っ掛かり(スピンアシスト)△
  • トップスピン(跳ねる)◯
  • スライス(下回転)◯
  • スピン(サーブ)◯

ハイパーGと性能比較


性能面プレースタイル・特徴
反発力パワーアシストがあるパワーに自信がない、キレが欲しい
打球感マイルドで軽い、控えめな打ち応え繊細なコントロールよりもキレを求める
スピン性能低~高弾道軌まで道調整しやすいフラットドライブ系、スピンをかけるのが得意
サーブキレとショットスピードが出る緩急をつけやすい、球威が欲しい
ボレーアシスト感が高いボレーに自信がない、扱いやすい

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最後まで、ご覧いただき、ありがとうございます!
一人でも多くの方が健康で最高のテニスライフを過ごせる事を願っております。
記事:井上馨