どっちを選ぶ?ハイパーGとツアーバイトの違い /SOLINCOの人気スピンガットを比較

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SOLINCOの代表的なガットといえば、ハイパーG。SOLINCO契約プロの使用率がNo.1と言われています。そんなハイパーGと同じ五角形形状をしたロングセラーガットのツアーバイトと比較します。

スピン性能を売りにしているハイパーGとツアーバイト、どっち選べばいいか分からないという方のお悩みを解決します。

本記事では、ハイパーGとツアーバイトの基本情報から、性能面の違いまでを詳しく解説します。まず、スペック比較と特徴を確認し、それぞれの性能面の違いを比較します。
さらに、どちらのガットを選ぶべきかについて、デメリットや向いているプレーヤーを考察し、オススメの選択肢を提案します。

ぜひご参考にして下さい。


スペック比較
基本情報

ハイパーG

スピン&パワーに優れたSOLINCO人気NO.1ストリング!
鮮やかなグリーンが特徴の五角形ポリエステル。スピンとパワーに優れながら、コントロール性能も抜群。振動吸収性も高く、快適な打球感。SOLINCO契約プロの使用率NO.1。
ハイパーG(キモニー)

素材Co-ポリエステル
断面5角形
ゲージ種類1.05mm/1.10mm/1.15mm/1.20mm/1.25mm/1.30m
カラーライトグリーン
定価価格単張–¥3,080(税込ロール–¥ 38,500 (税込)

ツアーバイト

ボールに鋭く”噛み付く”強烈スピン
SOLINCOストリング誕生から根強い人気を誇るロングセラー。五角形形状が”噛む”という名に相応しい鋭い引っかかりを生み出す。SOLINCOの歴史はここから始まった。
ツアーバイト

素材CO-ポリエステル
断面5角形
ゲージ種類1.05mm 1.10mm 1.15mm 1.20mm 1.25mm 1.30mm
カラーシルバー
定価価格¥2,860(税込) ロール-¥36,300(税込)

性能面の違いと比較

反発力


ハイパーGツアーバイト
飛び
弾き×
ノビ
パワーアシスト

弾かせたい方にはハイパーG
コントロール性を求めるならツアーバイト

どちらも飛びは控えめで、スイングスピードに自信のあるハードヒッター向けのガット。
厚めに打つ方向けの反発力です。

ハイパーGの方が爽快感のある気持ちの良い弾き感があります
初速が出るイメージで、程よくアシスト感もあります。飛距離調整がしやすく、ハイパーGの方が扱いやすさがあります。

ツアーバイトは初速が抑えられ、かなり控えめな反発力です。
少しでもアシストを求める方には不向きと言えるでしょう。とにかく、飛びを抑えてコントロールしたい方にオススメです。

打球感


ハイパーGツアーバイト
ホールド感/球持ち
打ち応え
振動吸収性×
テンション維持

柔らかさとホールド感を求めるならハイパーG
硬さと打ち応えを求めるならツアーバイト

どちらも重めの打球感でテンション維持性が優秀です。

ハイパーGの方が柔らかさを感じやすいです。
ただ、薄いタッチでは硬さが出てくるので、タッチによって変わるクセのあるフィーリング。
弾き感のあるハイパーGは打ち応えはツアーバイトより控えめになります。

ツアーバイトは硬さがあり、振動吸収性はかなり低いです。
肘や肩などに少しでも不安がある方にはオススメできません。
ただ、打ち応えがしっかりしていて、ボールをしっかり潰したい方にオススメです。

スピン性能


ハイパーGツアーバイト
引っ掛かり
トップスピン
フラットドライブ
スライス

安定感を求めるならハイパーG
威力を求めるならツアーバイト

どちらもとかなりスピン性能が高いです。
高さを出しやすく、スピン量を調整しやすいフィーリングがあります。

ハイパーGの方が掴める感覚が強く、安定した軌道になりやすいです。じっくりラリーをしたい方にオススメです。

ツアーバイトはフラットドライブ系の低い弾道も表現しやすボールのノビが出やすいです。ハイパーGよりも威力を出したい時に表現しやすいです。

サーブ


ハイパーGツアーバイト
フラット
スライス
スピン
ショットスピード

回転系重視ならハイパーG
球威とキレを求めるならツアーバイト

どちらもコントロール寄りのサーブ。
ショットスピードよりも回転重視のプレーヤーにオススです。

ハイパーG爽快感と打ち応えのバランスが良く、全体的に気持ちよく打てます
球威で攻めるよりも、回転系で外に追い出したり、コースで攻めやすいです。

ツアーバイトは振れば振るほど球威が出やすく、キレが出てきます
回転量や球威を求める方にオススメです。

ボレー


ハイパーGツアーバイト
決定力(スイング)
タッチ(コントロール)
パンチ力(弾き)
アシスト(当てる)×

バランス感ならハイパーG
アシストに期待しない方ならツアーバイト

ハイパーGはシンプルな味付けで、欠点がありません、バランスが良いです。
ツアーバイトはアシスト感を求める方にはオススメできません。
ぼやけ感があり、タッチも控えめで扱いにくさがあります。繊細なタッチ感より強気なボレーが打てる方にオススメです。


まとめと結論
ハイパーG

大きな欠点がなくバランスが良いガットなので、どんなショットも打ちやすいハイパーG。

多様性の高いガットです。

ストローカー、ボレーヤー、ダブルスプレーヤー、幅広いプレースタイルの方にオススメ出来ます。スピン性能に特化したガットという印象ではなく、総合的なバランスが良く感じます。

  • 弾き
  • パワーアシスト
  • ホールド感
  • 振動吸収性
  • 性能バランス
  • 柔らかさ
  • 扱いやすさ
  • 爽快感
  • 安定感(軌道が安定しやすい)

を求めるならハイパーGがオススメ。

デメリット
低めの性能(ツアーバイトと比べて)

  • ノビ(威力は出にくい)
  • 打ち応え(潰し感少なめ)
  • キレ
  • 球威

ツアーバイトと性能比較

反発力弾き、パワーアシストがある
打球感ホールド感が高く、柔らかい
スピン性能軌道が安定しやすい
サーブ回転系重視
ボレーバランスが良い

まとめと結論
ツアーバイト

硬さと打ち応えのあるハードなフィーリングでコントロール性がかなり高いツアーバイト。

球威を求める強気な超ハードヒッター向けのガットです。

弾かない、アシスト感がかなり控えめと特化型の特徴でクセが強いので好き嫌いがハッキリ出るようなガットだと思います。

『ハマる人にはハマる』そんな印象のガットです。

  • ノビ
  • 打ち応え
  • フラットドライブ
  • キレ
  • 硬さ
  • 球威
  • コントロール性

を求めるならツアーバイトがオススメです。

デメリット
低めの性能(ハイパーGと比べて)

  • 弾き
  • パワーアシスト
  • クセ強め/性能に偏りがある
  • ボレー性能
  • 振動吸収性

ハイパーGと性能比較

反発力控えめな反発力、コントロール寄り
打球感打ち応えと硬さがある
スピン性能威力が出る
サーブ球威とキレが出る
ボレー強気なボレー

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記事:井上馨