「勝つ」ために、追究したのはパワーを掌握する「操作性」
ジーツアー2(GOSEN)
コントロール性と爽快感の融合
スタンダードなフィーリングでスピン性能が高いガット
より速く、より鋭く、より高く弾む、ジーツアー1
より楽に飛び、よりホールドするソフトなジーツアー3
その中間、という立ち位置で発売されたジーツアー2。
一体、どのようなガットなのか、どんなプレーヤーにオススメなのか、詳しく解説していきます。
ぜひ、ご参考にして下さい。
⭐️ 説明
| 素材 | HPPソリッドポリエステルモノフィラメントシリコンオイルコーティング |
| ゲージ種類 | 1.25mm(16LGA) |
| カラー | メタリックブルー |
| 定価価格 | ¥3,190(税込) /ロール¥39,600(税込) |
HPP(ハイ・ピュリティ・ポリマー)ソリッドポリエステル
G-TOUR シリーズ独特の高純度ポリマーによる反発性にしなやかさを加える為、HPP ポリエステルの配合を調整した。
結果、しなりと反発性の理想的なバランスを実現し、ボールを「操作」できるポリエステルガットの開発に成功した。
サーティーン・ウェーブ・シェイプXIII Wave Shape
ポリエステルガットの表面に 13 の微細な凹凸をつけることで
打球感を硬くすることなく、ボールへのグリップ力を向上させる。
⭐️評価・インプレ
ポリエステルとしての性能
ジーツアー2/1.25mm
評価基準
×→0点
△→1点
○→2点
◎→2.5点
★1 0〜2点
★2 2.5〜4点
★3 4.5〜6点
★4 6.5〜8点
★5 8.5〜10点
使用ラケット
T-Fight300
テンション50P

反発力 7/10点
★★★★☆ 4
- 飛び◯
- 弾き◯
- ノビ△
- アシスト◯
表現しやすい反発力
ポリツアープロのようなスタンダードなガットに似ているポリ標準な飛びと弾き感。
程よくアシスト感があり、飛びすぎることも飛ばなすぎることもない表現しやすい反発力です。
ただ、ボールのノビ感は控えめで、ガンガン振り抜いてハードヒットするプレーヤーよりも
『しっかりコントロールしたい』『合わせるのが得意』
というプレーヤーに向いています。
打球感 8/10点
★★★★☆ 4
- ホールド感/球持ち◯
- 打ち応え◯
- 振動吸収性◯
- テンション維持性◯
柔らかく、あっさりした打球感
クセが無く、嫌な硬さがない柔らかさで扱いやすいフィーリング。
掴みすぎないホールド感で、心地良い打ち応えがあります。
しっかりとボールを潰して打ちたい方には物足りなさが出てしまいますが、程よいあっさり感を求める方にオススメです。なので、振動吸収性も良いです。
テンション維持性はポリ標準。
ぼやけ感と手応えの重さが増してきますが、スピン性能は変化なく、1カ月は問題なく使用できました。
スピン性能 8.5/10点
★★★★★ 5
- 引っ掛かり◎
- トップスピン◯
- フラットドライブ◯
- スライス◯
軌道が安定する高めのスピン性能
多角形ガットのような引っ掛かり(スピンアシスト)があるので弾道調整がしやすいです。
威力や大きな回転量を求めてしまうと違いますが、軌道が安定しやすかったです。
表現しやすいフィーリングなので、フラットドライブ系のショットも打ちやすいです。
低〜高弾道まで打ち分けやすいスピン性能です。
スライスは回転を掛けやすいです。
鋭さやシャープ感には期待出来ませんが、ゆったりとした守備的な繋げるスライスが打ちやすいです。
サーブ 8/10点
★★★★☆ 4
- フラット◯
- スライス◯
- スピン◯
- ショットスピード◯
安定しやすいサーブ
回転量やスピードのアシスト感は高くありませんが、スライスもスピンも意思通りにかけやすく、安定感に期待出来ます。
球離れが少し遅めですが、掴みすぎないのでショットスピードは出やすいです。
ストローク同様に、威力や大きな回転量よりも
安定感やコントロール性を求める方にオススメです。
ボレー 6/10点
★★★☆☆ 3
- 決定力◯
- タッチ◯
- パンチ力△
- アシスト△
収まりの良いボレー
アシスト感には期待出来ませんが、ボールの重さを感じやすいタッチで収まりが良いので
コントロール性が高いボレー性能です。
ボレーが得意な方には問題のないボレー性能と言えますが、楽に飛ばしたい、アシストが欲しい方には不向きかもしれません。
総合計 37.5/50点
ジーツアー2/1.25mm
特徴 まとめ
メリット
- 引っ掛かり(スピンアシスト)◎
デメリット
- ノビ△
- パンチ力(ボレー)△
- アシスト(ボレー)△
全体的にボールがまとまりやすく、意思通りに表現しやすい反発力と高い引っ掛かり(スピンアシスト)で弾道調整がしやすいので
- コントロールしやすい
- 軌道が安定しやすい
つまり、安定感に期待できる所がメリットと言えます。
打球感はクセが無く、硬すぎず、柔らかすぎない扱いやすいフィーリングなので、ナイロンからの移行やポリ入門者にオススメしやすいガットです。
サーブはアシスト感はそこまで無いですが、全体的にまとまりやすく、表現しやすい感覚でした。
ボレーは少し重めのタッチ感でコントロール性は高いです。
ネットプレーを得意としてるプレーヤーには、そこまで苦になりませんが、ネットプレーが苦手な方や楽に飛ばしたい方には合わない可能性があります。
ポリツアープロのような硬すぎず柔らかすぎないスタンダードなフィーリングが好きだけど
- スピン性能がもう少し欲しい
- コントロール性が欲しい
または
多角形ガットのフィーリングが苦手だけど、スピン性能が高いガットが良い
という方に試して貰いたいガットです。
あっさりめ打球感なので、しっかりとした打ち応えを求める方には合わない可能性がありますが大きな欠点が無いので万能的で多くのプレーヤーにオススメしやすいです。
ぜひ、ガット選びに悩んだ時には手に取っていただきたいです。
| スタンダード | クセが無い/定番ポリ |
| コントロール性 | 掴める感覚/意思通りに表現しやすい |
| 引っ掛かり(スピンアシスト) | 多角形のような引っ掛かり感 |
| 万能的 | 大きな欠点が無く、多くのプレーヤーにマッチする |
⭐️おすすめしたいプレーヤー
- クセの無い打球感
- あっさりした打球感
- 安定感
- スピンアシスト
- 威力よりもコントロール
- ボレーが得意
- 低〜高弾道、回転など多彩なショットを打ち分ける
こんなプレーヤーにおすすめのストリングになります。
ぜひお試し下さい!!
⭐️合わせて読みたい
Eゾーン100 2025(YONEX)説明・評価・インプレ
どっちを選ぶ?比較シリーズ
- 4Gと4Gソフトの違い /LUXILONの人気ガットを比較
- ハイパーGとポリツアーレブを比較 性能面の違いと特徴
- ポリツアーファイアとポリツアーストライクの違い YONEXの反発系ガットを比較
- ポリツアープロとRPMハリケーンの違い 定番のポリエステルガットを比較
- エクストリームMP2024とBOOM MP2024の違い HEADの人気ラケットを比較
- アルパワーと4Gの違い/LUXILONの定番人気ガットを比較
- ハイパーGシリーズ3種類を比較『通常盤』『ソフト』『ラウンド』の違い
最後まで、ご覧いただき、ありがとうございます!一人でも多くの方が健康で最高のテニスライフを過ごせる事を願っております。記事:井上馨



